沖縄県警豊見城署は17日、那覇市に住む無職の女性(82)から現金計210万円をだまし取ったとして、住所不定無職の少年(17)と本島南部に住む溶接工の少年(17)を詐欺容疑で逮捕した。署は2人を特殊詐欺(おれおれ詐欺)グループの「受け子」とみているが、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

 2人の逮捕容疑は3月12日、氏名不詳者らと共謀の上、被害女性の息子を装って「会社の支払いをしないといけない。今すぐ現金が必要になる」と電話し、現金110万円をだまし取った疑い。また、無職の少年は翌13日にも氏名不詳者らと共謀の上、「もうちょっとお願いできないね」と被害女性に連絡し、100万円をだまし取った疑いがある。

 署によると無職の少年は県外で別の事件で検挙され、那覇少年鑑別所に移送されていた。5月には同様の手口で本島南部の高校1年の男子生徒が詐欺容疑で逮捕されており、県警は関連を含めて捜査している。

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