14日、午後9時半ごろ、川崎市宮前区で乗用車がバイクに追突。バイクを運転していた51歳の男性が死亡しました。
この記事の画像(17枚)事故直後の現場を捉えた映像には、けたたましく鳴り響くサイレンの音と、道をふさぐように停止している、フロント部分が大破した白い車が…。
ボンネットがぐにゃりと曲がり、エンジンルームがむき出しに。周辺には大破した車の部品が散乱し、ブロック塀が大きく崩れている様子も確認できます。
警察は、白い車を運転していた無職の印牧努容疑者(61)を、過失運転致傷の現行犯で逮捕しました。
事故現場の近隣住民は、“聞いたことのない衝撃音”を耳にしたといいます。
近隣住民:
「ドーン」としか言いようがないですよね。通常生活していたら聞こえない音。コンパクトカーで、結構ペシャッとなっていて、前輪もたぶんパンクしていて。相当な勢いで突っ込んだんだと思うんですよね。
私が見たときはもう運転手の人はいなくて、倒れている人がいて…。
近隣住民が駆けつけた際には、事故現場に運転手の印牧容疑者の姿はなく、車だけが残されていました。一体どこに姿を消したのか、取材を進めるとその足取りが見えてきました。
田中良幸 情報キャスター:
周囲の方の話では、印牧容疑者は事故を起こした後に、現場からは50mほど離れた工場の敷地内の駐車場、その奥でうずくまっていたということなんです。
印牧容疑者を目撃した近隣住民:
(現場の方から)家の下を通って急ぎめで歩いている人がいるなと。あとから外を出たら、(先ほど見た人と)同じ人がうちの駐車場で警察と…。
塀のところに加害者の人がしゃがみこんで、警察の人が結構、色々問い詰めていたんですけど、特に何の返答もなかった。
印牧容疑者を目撃した近隣住民:
もう、一言もしゃべれないし歩けないの。もう、酔っ払ってて歩けないのよ。
事故を起こした直後、現場から逃走した印牧容疑者は、近くの駐車場にうずくまっていたところを警察官に確保されたというのです。
印牧容疑者の呼気からは、基準値の4倍を超えるアルコールが検出されました。
道路の真ん中で“居眠り”
さらに、印牧容疑者は事件を起こす数分前に、“別の件”で通報されていたことが分かりました。
事故直前に現場付近を走行していた車のドライブレコーダーに、その姿が映っていました。
青信号にもかかわらず、前を走る車が突然停車。しばらくして信号が赤になると、近くにいた人が、停止している車の“前の車”に心配そうに駆け寄ります。
再び信号が青になり、前の車が右によけるような形で発進すると、そこには微動だにしない1台の白い車の姿がありました。
この白い車に乗っていた人物こそが、印牧容疑者とみられています。
印牧容疑者は、事故を起こした場所の730mほど手前の路上で、自分の車を止めて寝ていたところ通報で駆けつけた警察官から声をかけられ、突然、車を発進させたといいます。
その後、起きたのが今回の追突事故でした。事故を起こした後も、逃走を図った印牧容疑者。警察の調べに対し、容疑を認めた上で「お酒も飲んでいたので、警察に捕まると思い 現場から逃げました」と供述しているということです。
(めざまし8 6月17日放送)
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