警視庁=米田堅持撮影

 無店舗型性風俗店(デリバリーヘルス)の女性従業員に客と売春するようあっせんしたとして、警視庁保安課は17日、都内で3店舗を経営するグループの店舗責任者ら男性23人を売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕したと発表した。売防法違反での一斉摘発では、都内で過去最多の逮捕人数という。

 逮捕容疑は2024年4~5月、都内のホテルに女性従業員8人を派遣し男性客と引き合わせ、売春をあっせんしたとしている。11人は容疑を認め、12人は「女の子が勝手にやった」などと否認しているという。

 警視庁によると、摘発されたグループは遅くとも21年ごろから、品川区や港区などでデリバリーヘルス3店舗を経営し、年間10億円超を売り上げていたとみられる。新宿区歌舞伎町の大久保公園周辺で客待ち行為を取り締まる中で、女性らの証言から、このグループの店舗で売春が横行していることが発覚したという。【加藤昌平】

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