おととし、徳島県の保育施設で当時1歳の児童が積み木をのどに詰まらせ低酸素性脳症になった事故があり、警察は児童の手の届く場所に積み木を放置したなどの疑いで、園長ら8人を書類送検しました。
■積み木がのどに詰まり窒息
業務上過失致傷の疑いで書類送検されたのは、徳島県北部の保育施設の園長ら職員8人です。
警察によるとおととし12月、施設内で0歳児クラスの男児が(当時1歳0カ月)直径2.4センチ、高さ3センチの円柱状の積み木を口に入れ、のどに詰まらせて窒息しました。
職員が男児が嘔吐しているのを発見し、背中をさするなどしましたが状況が改善せず、119番通報しました。
男児は心肺停止の状態で病院に搬送されましたが、ドクターカーの中で積み木が取り除かれ一命をとりとめました。
■低酸素性脳症となり今も意思疎通できず
しかし、男児は低酸素性脳症となり、今も意思疎通などはできないということです。
警察は保育士がのどに詰まらせるものを児童に触れさせないよう注意する義務を怠ったことで事故が起き、ケガをさせた業務上過失傷害の疑いで園長ら8人を書類送検しました。
警察の調べに対して、園長らは容疑を認めているということです。
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