北海道旭川市で女子高校生(17)が川に落とされ、殺害された事件。

 車に監禁して容疑者らが現場に向かう際、コンビニで逃げようとした女子高校生に暴行していたことが、新たにわかりました。

 事件現場に手向けられた花束。

 橋の上にも…雨粒で濡れているのがわかります。

 石狩川が流れる景勝地「神居古潭」。

 地元の観光協会によりますと、アイヌ語で「神が住む里」を意味し近年は人気漫画の「聖地」にもなっていました。

 そんな場所で事件が起きました。

 2024年4月から行方不明になっていた留萌市の女子高校生、村山月さん(17)。

 5月下旬、石狩川の下流で遺体で見つかりました。

 橋から川面までは約11メートル。

 この時期の水温は「10度」を下回ることもあるといいます。

 「何か人がいるな、訓練しているのかなとしか思っていなかった。家に帰ってきてみたら、あ、これ鑑識だなって感じだったんですよ。物々しい感じで動き回っていた」(警察の捜索を見た人)

 警察は6月12日、いずれも旭川市に住む内田梨瑚容疑者(21)と女(19)を殺人の疑いで逮捕。

 村山さんが、内田容疑者が写る画像を無断でSNSで使用したことからトラブルにつながったとみられています。

 内田容疑者らは殺害前日の4月18日、SNSの通話機能などを使って村山さんを脅迫。

 留萌まで車で向かい「道の駅」に呼び出し、男女2人を加えた4人で村山さんを車に監禁しました。

 捜査関係者によりますと、旭川に移動する途中では立ち寄ったコンビニで逃げようとする村山さんに暴行していたことも新たにわかりました。

 そしてその後、内田容疑者らが村山さんを橋から落とし、殺害した疑いが持たれています。

 内田容疑者らは前日の18日に村山さんと初めてあったとみられています。

 では内田容疑者はどのような人物だったのでしょうか。


 徐々にその素顔が明らかになってきました。

 「中学校のときに学校にスマホを持ってきて女子が授業で着替えるときに、いじめられていた子の着替えをスマホで撮っていたのは目撃した」(小中学の同級生)

 さらに感情的になりやすい性格だったという証言も。

 「カッとなりやすくてそこでもめることはあった。髪をつかまれたとか。仲間内に明るくて楽しい人だけど、外から攻撃されると反発する感じ」(15年来の知人)

 警察は内田容疑者らの認否を明らかにしておらず経緯や動機などを詳しく調べています。

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