「やさしい街づくり」講演会をPRする知花潤さん=8日、読谷村

 障がいのある人が地域で安心して暮らせる仕組みについて学ぶ「やさしい街づくり講演会」が15日午後2時から、那覇市の県立博物館・美術館おきみゅー講座室で開かれる。宜野湾市出身で、現在は茨城県で12の福祉施設を運営するKINOPPIの紀(きの)林(はやし)代表が登壇し、障がい者向け住宅を基盤とした地域コミュニティーの在り方を語る。

 昨年9月、紀さんの活動をまとめた「個別サポート付き障がい者向け住宅という選択」(発行・サンルクス)が出版されたことを機に、西原高校の新垣成美教頭ら有志5人が実行委員会を結成し、企画された。

 紀さんは「障がいがあっても住まいを選べる世の中をつくる」との理念の下、2018年に同社を設立。20年に茨城県牛久市に最初の障がい者グループホームを開業した。

 実行委員で姓名判断鑑定士の知花潤さんは「支え合い文化が根付く沖縄で紀さんの活動を知ってほしい。地元の地域力アップにつなげてほしい」と来場を呼びかけた。

 入場料は千円。問い合わせは実行委、電話090(6865)1133。

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