おととし9月、新潟県長岡市の指定自動車整備工場で車検のために必要な点検・整備・検査を行わず、虚偽の文書を作成し、不正に車検証の返付を受けた疑いで整備工場の代表の男ら2人が再逮捕されました。
虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで再逮捕されたのは、長岡市楡原に住む整備工場の役員の男(55)と同じ整備工場に勤める自動車検査員の男(53)の2人です。
2人は共謀のうえ、おととし9月5日および8日に長岡市内の自動車特定整備事業者(認証工場)から依頼された貨物自動車2台の継続車検で、適正な点検や整備・検査などを行わず、虚偽の保安基準適合証を作成し、これを運輸支局に提出。その内容を電磁的公正証書の原本である自動車登録ファイル記録させ、不正な手段により有効期間が更新された貨物自動車の車検証の交付を受けた疑いが持たれています。
2人は5月22日にもトラック1台に対する同じ容疑で逮捕されていて、余罪捜査の中で今回の2件が判明。再逮捕に至ったということです。
警察は、共謀事件のため、2人の認否を明らかにしていません。警察は、整備工場に依頼した整備事業者が不正車検をしていることを知っていた可能性もあるとみて、事件について詳しく調べています。
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