静岡県富士宮市の病院で入院中の女性2人が殺害された事件で、警察は犯行後に自殺した夫を書類送検しました。

書類送検されたのは静岡県富士市の無職の男(当時73)で、2023年9月、富士宮市の病院に入院していた妻(当時72)と長女(当時40)を家庭用の包丁で刺し殺害した疑いです。

男は包丁3本を持ち込んでいて、犯行後、病院内で自分の胸を刺し自殺しました。

捜査関係者によりますと、長女は10年以上前から、妻は事件の半年ほど前から入院していて、2人とも意思の疎通ができる状態ではなかったということです。

捜査を続けてきた警察は、関係者への聞き取りや病院の防犯カメラなどから男の犯行と断定し、容疑者死亡のまま6月11日に書類送検しました。

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