沖縄県内で活動するプロレス団体「琉球ドラゴンプロレスリング」は9日、台湾東部沖地震の被災者支援のためのチャリティー大会を那覇空港国際線の2階広場で開いた。同空港では初のプロレス開催で、詰めかけたファンや観光客が迫力ある技の攻防に歓声を上げた。
2試合に、台湾からの2選手を含めた8人が出場。選手は特設リングでドロップキックやバックドロップなどの大技を次々と繰り出した。この日のために作った特製Tシャツや飲食物なども販売し、売り上げの一部を支援金に充てた。
同団体のグルクンマスク代表は「プロレスを通して台湾を気にかけてもらい、支援の輪が広がってほしい。継続してチャリティー大会に取り組む」と話した。
昨年まで1年間、台湾に留学した赤嶺雄紀さん(25)=那覇市=は「台湾への支援ができると聞いて来た。生のプロレスは迫力が違う」と驚いた様子。家族と観戦した金城良磨さん(10)=八重瀬町=は「ドロップキックが迫力満点で最高だった」と興奮していた。
(社会部・大野亨恭)
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