自民党の党本部と岩手県連の役員などによる意見交換会が、6月10日に盛岡市内で開かれ、派閥の裏金事件について小渕優子選挙対策委員長が謝罪しました。
出席者からは「責任の所在があいまいだ」など、厳しい声が上がりました。

意見交換会には自民党県連の役員ら13人が出席し、冒頭で党本部の小渕優子選挙対策委員長が、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件について謝罪しました。

自民党 小渕優子選挙対策委員長
「国民の大変な政治不信を招き、執行部の1人として心からおわびする」

この後、県連側からは、県内11カ所で行った集会で集まった党員からの声が党本部に報告されました。

自民党県連 臼澤勉幹事長
「政治資金収支報告書不記載問題に関し、責任の所在があいまいなままであること。(岸田)総裁自らの処分も含めて、組織として誰も責任を取らないのはいかがなものかと」

この後の意見交換会は非公開で行われ、県連などによりますと「地方議員が自民党の党勢拡大に向け積み上げてきたものが台無しになった」といった厳しい意見も上がったということです。

自民党 小渕優子選挙対策委員長
「このような形で声を聞いて地方の厳しい現状を感じた」

この意見交換会は全国で行われていて、小渕選挙対策委員長は「吸い上げた意見や要望は党改革に反映したい」としています。

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