いじめが原因で浜松市内の中学校から転校した生徒について、小学校時代からいじめに遭っていたものの、当時の担任教師や校長が適切な対応を取っていなかったことがわかりました。浜松市教育委員会が処分を検討しています。

浜松市のいじめ問題第三者委員会の調査報告によりますと、いじめは市内の同じ小学校を卒業し同じ中学校に入学した2人の間で起きていました。

2021年度に小学校でほうきで掃こうとするなどのいじめがあり、中学校に入学した後もいじめが続いたため、被害に遭った生徒は転校しています。

中学校から教育委員会に報告があり発覚しましたが、小学校の担任教師や校長はいじめを把握していたものの報告をせず、中学校にも「いじめではなく対人トラブル」と引き継いでいました。

教育委員会は今後、小学校の担任や校長の処分を検討していくということです。

一方で教育委員会は2022年5月にいじめの重大事態と認定しましたが、2年以上公表していなかったことについて「国のガイドラインに公表の基準はなく調査や対応をしていたため」と説明しています。

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