兵庫県川西市の市制施行70周年を記念したオリジナルソングが完成し、8日に大阪府吹田市の音楽スタジオでミュージックビデオ(MV)用の歌の収録があった。制作した川西市出身のシンガー・ソングライター、植村花菜さんや市内在住の子どもたちが参加し、古里愛が詰まった楽曲を歌った。
歌の制作に先立ち市は1~2月、「川西のこんなところが好き」をテーマにエピソードを募集、52件が寄せられた。それを基に「トイレの神様」などのヒットソングで知られる植村さんに作詞・作曲を依頼した。
記念ソングは猪名川の河川敷や桜並木、花火などまちを象徴する場所や出来事が盛り込まれ、どこか懐かしさを誘う仕上がりだ。この日は、公募のうえ抽選で選ばれた5~9歳の児童ら20人が集まり、植村さんから歌唱指導を受けた後、コーラス部分を収録した。参加した小学4年、伊藤優花さん(9)は「緊張したけれど、植村さんが優しく教えてくれたので楽しく歌えました。100点満点です。歌詞も自然と口ずさめそうです」と笑顔で話した。
収録後、植村さんは「子どもたちは皆、上手でMVの出来上がりが楽しみです。歌が川西市民ではない人も共感できるように、自分の古里っていいなと思ってもらえる歌を作りました」と語った。
オリジナルソングは市制施行日の8月1日夜にある植村さんのコンサートで市民らに初披露。MVも同日、動画配信サイトの市公式チャンネルで公開となる。【土居和弘】
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