長野県宮田村の銃撃事件や茨城県の殺人事件で逮捕・起訴された指定暴力団「絆會」幹部の男。2023年、神戸市でも暴力団組長を射殺した疑いで逮捕されました。

2020年に宮田村で起きた銃撃事件。指定暴力団「絆會」幹部の金成行被告(55)は、事件後、全国に重要指名手配され、2024年2月に宮城県仙台市に潜伏していたところを殺人未遂の疑いなどで逮捕、その後、起訴されました。

また、金被告は2022年1月に茨城県水戸市の暴力団事務所で40歳の男性幹部の頭などを拳銃で撃ち、殺害したとして2024年5月、起訴されました。

兵庫県・神戸市では2023年4月、ラーメン店店主で暴力団組長の男性が拳銃で撃たれて殺害される事件が発生。現場付近の防犯カメラには金被告に似た人物が写っていたことから警察が関与を調べていました。

兵庫県警は7日、金被告ら5人の男を組織犯罪処罰法の殺人の疑いなどで逮捕しました。

5人は共謀の上、組織により被害者の男性を殺害しようと考え、2023年4月22日午前10時50分頃、神戸市長田区のラーメン店内で組織の活動として、あらかじめ定められた任務分担に従い、殺意をもって、拳銃で射殺した疑いがもたれています。 

2022年の水戸市の事件と2023年の神戸市の事件は逃亡中に関与した可能性があります。

警察は一連の事件の背景に山口組の分裂や離脱があるとみて調べています。

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