福岡県内有数のスイートコーンの産地・久留米市で、畑から収穫前の実、約500本がなくなっているのが見つかりました。

現場の状況などから複数の人物が盗んでいった可能性が高いとみられています。

被害に遭ったのは、福岡県久留米市の農家、野村勝浩さん(63)です。

野村さんは、筑後川沿いにスイートコーン畑を持ち、露地栽培していますが、6月1日の朝、収穫前の実が3か所で約500本の実がなくなっていることに気づいたということです。

野村さんは、約20年前から園児の収穫体験のためにスイートコーンを栽培していて、4日にも予定していましたが、急きょ、別の畑で行ったということです。

野村さんは、被害に遭った畑に防犯カメラは設置していませんが、盗まれた本数から見積もると、重さ150キロから170キロくらいになるため、1人で運ぶのは難しく、複数での犯行ではないかとみています。

TNCの取材に対し、今後も警察に届けるつもりはないが、「園児に収穫の楽しさや喜んでくれる声が嬉しく丹念に育てている。(被害に遭ったが)今後も子供たちのためにスイートコーン作りはやめない」と話していました。

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