福岡市の51歳の男性が、SNSを通じて、合わせて3800万円余りをだまし取られるロマンス詐欺事件がありました。

警察によりますと2024年2月下旬ごろ、福岡市南区に住むパート従業員の51歳の男性が、女性を名乗る者とSNSを通じて知り合って、連絡を取り合うようになり、「あなたはすてきだ」「あなたと一緒になりたい」などと言われたため、好意を抱きました。

そして、「プーアル茶が高騰するから、2人の未来のために、これを買ってお金を稼ごう」と言われ、取引やオークションの窓口関係者として、別の女性を名乗る者を紹介されました。

男性が、この女性を名乗る者から指定された口座に、お茶の購入代金として53万6000円を振り込むと、さらにオークションへの出品手数料を請求され、6月4日まで15回にわたって、合わせて3781万7000円を振り込みました。

返金を求めても応じないことを不審に思った男性は、福岡県警南警察署に相談したところ、だまされていたことに気付いたということです。

警察は、「SNS上でのお金の話は詐欺の可能性がある」「面識のない人にお金を振り込んではいけない」と注意を呼び掛けています。

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