札幌市で宗教法人が経営破綻し運営する納骨堂が中に遺骨を残したまま突如閉鎖した問題。

 経営難を認識しながら永代供養料として札幌市内の男女から現金をだまし取ったとして法人の代表ら3人が6月3日、書類送検されました。

 捜査関係者によりますと、詐欺の疑いで書類送検されたのは札幌市東区で納骨堂「御霊堂元町」を運営していた宗教法人「白鳳寺」の代表と当時の副住職ら3人です。

 3人は2022年8月、資金不足で納骨堂が差し押さえられ競売にかけられていたにもかかわらず、新規で札幌市内の男女の客2人から「永代供養料」などとして現金計約200万円をだまし取った疑いが持たれています。


 納骨堂をめぐっては、事実上経営破綻に陥り内部に遺骨を残したまま突如閉鎖。

 納骨堂の土地と建物は札幌市内の不動産会社が落札していました。

 利用者へ遺骨を引き取りに来るよう呼びかけられていましたが、支払われている「永代供養料」などをめぐり調整がつかず、現在も一部の遺骨が建物内部に残されたままとなっています。

 3人の認否は明らかにされていません。

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