警察の内部資料を漏えいした疑いで逮捕された鹿児島県警の元幹部が、警察の不正を訴えた問題について,警察庁の露木長官は6月6日の会見で「必要な対応が取られていた」という報告を受けたことを明らかにしました。

警察の内部資料を第三者に漏らした疑いで5月逮捕された、県警の前生活安全部長、本田尚志容疑者は、5日の勾留理由開示請求で、自身が漏らした情報は現職警察官の不祥事をまとめた資料だったと明らかにし、県警の野川明輝本部長が、その隠ぺいを図ったと訴えています。

この訴えに対して野川本部長が見解を示さない中、警察庁の露木康浩長官は6日の会見で次のように述べました。

警察庁・露木康浩長官
「必要な対応が取られていたと報告を受けている。被疑者の主張については本件捜査の中で必要な確認が行われていくと考えている」

事件を巡り、本田容疑者の弁護士が請求していた勾留の取り消しについては裁判所が却下しています。

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