那覇署と沖縄県警生活保安課は2日、那覇市松山のビルの一室でオンラインカジノ店を営業し客に賭博をさせたとして、経営者の容疑者(49)=那覇市=を風営法違反(無許可営業)と常習賭博の疑いで、従業員の容疑者(60)=宜野湾市=を常習賭博の容疑でそれぞれ逮捕した。署は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていない。店舗型のオンラインカジノによる摘発は県内初。

 経営者の容疑者の逮捕容疑は2023年4月17日から24年2月21日の間、県公安委員会から許可を受けずにオンラインゲームができるパソコンを設置し、客に賭博をさせた疑い。従業員の疑者は23年5月ごろから24年2月20日までの間、経営者の容疑者と共謀し客に賭博させた疑いがある。

 署によると2人は店に設置したパソコンで海外のオンラインゲームのサイトにアクセスし、客にバカラやスロットなどの違法な賭博をさせていた。

 県警は2月に店舗を家宅捜索し、パソコン8台や顧客名簿などを押収。店は会員制で名簿には約700人の名前があった。

 昨年4月に一般人からの情報提供を受けて、内偵捜査を進めていた。今後、営業実態や利用客について捜査する方針。

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