長法被を着た山笠関係者から東長寺の歴史を学ぶ参加者ら=福岡市博多区で2024年6月2日午前10時15分、矢頭智剛撮影

 博多祇園山笠(7月1~15日)を前に、山笠の魅力や博多の歴史を学ぶ「博多のおいしゃんと歩こう『第21回追い山笠(やま)コース探訪』」が2日、福岡市博多区の櫛田神社周辺であった。参加者約200人はこぼれ話も楽しみながら、山笠のクライマックス「追い山笠」のコース(約5キロ)を歩いた。

 博多の伝統や文化の振興に取り組むNPO法人「博多の風」(大庭宗一理事長)の主催。参加者は各班に分かれ、土居流に所属する同法人のメンバーらに案内を受け、櫛田神社や山笠の発祥地とされる承天寺などを訪ねた。道が狭く難所とされる地点や、1度に複数の山笠を見られる場所の他、山笠が走るようになった由来なども学んだ。

 4月から土居流に加入した長法被姿の同区の会社員、大塚楓太さん(28)は開始前「まだ詳しくないので勉強したい」と意気込んだ。同市城南区の小学5年生、鷲津連太郎さん(10)は「山笠関連の碑などがいろんな所にあり、壮大なお祭りと分かった」と話した。【山口響】

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