5月31日午前、静岡県沼津市の清掃工場で爆発事故があり、57歳の男性がケガをしました。爆発したのは施設の中にある破砕機で、当時は粗大ごみを砕く作業が行われていたということです。

竹下昇輝 記者:
爆発のあった現場です。あちらの窓ガラスが爆発の衝撃で、10メートルほど離れた駐車場にまで飛び散っています

31日午前9時頃、沼津市上香貫にある清掃プラントで爆発事故が起き、職員から「破砕機が燃えている。白煙も出ている」と消防に通報がありました。

爆発があったのは2階にある破砕機で、警察などによると粗大ごみを粉砕する作業が行われていたということです。

同じフロアには当時 職員9人がいて、このうち破砕機の運転操作をしていた57歳の男性が、爆発の衝撃で割れた窓ガラスの破片が顔に当たるなどしてケガをしましたが、命に別条はありません。

警察は粗大ごみの中に爆発につながる物が入っていなかったかや、機械に不具合がなかったかなど事故の原因を調べています。

また、事故を受け、清掃プラントでは5月31日と6月1日の2日間、一般からのごみの持ち込みの受付を取り止めるということです。

ゴミ出しのルールを守って

事故が起きた時粗大ごみを粉砕していたということですが、何が爆発したかはわかっていません。

ただ、全国の清掃工場やごみ収集車などでよく起きているのがスプレー缶の爆発です。

県内ではスプレー缶のごみを出す際、静岡市や沼津市のように穴を開けずに出す自治体と藤枝市や島田市のように穴を開けて出す自治体がありますが、いずれにしても中身を使い切ってから出す必要があります。

お住まいの自治体のルールに従って捨てることが大切です。

ライターや充電池などが燃えるごみに入っていて、清掃工場で火災が起きたケースもあり、ゴミ出しのルールを守ることが求められます。

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