15日午後2時45分ごろ、名古屋市北区の市立北陵中から「火が出た」と119番があった。名古屋市消防局や愛知県警によると、北校舎棟3階の教材室が燃え、煙を吸って気分が悪くなったと訴えた2年の男子生徒(13)が救急搬送されたが、けがはなかった。
教材室は広さ約90平方メートルで、吹奏楽器や校外学習で使う木材などが保管されていた。市消防局や県警は16日に実況見分して出火原因を調べる。
15日は授業が午前中で終わり、校内には約190人の生徒が部活のために残っていた。教職員も約40人おり、生徒とともに校庭に一時避難した。出火当時、搬送された男子生徒は教材室の隣の教室にいたという。
周辺住民や生徒らが心配そうに消火活動の様子などを見守った。帰宅後に出火を知り、学校に戻ってきた3年の男子生徒(14)は「煙が一帯に充満して真っ白になっていた。自分の学校で火事があり驚いたが、大けがした人がいなくてよかった」と話した。
現場は名古屋市営地下鉄の黒川駅から北東に約350メートルで、周囲はビルや住宅が立ち並ぶ地域。
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