5月28日、岩手県一関市の元幹部職員と市内の工事業者の元役員が贈収賄などの疑いで逮捕され、一関市役所では家宅捜索が行われました。
また、29日は佐藤善仁市長が会見を開き陳謝しています。

一関市役所では28日午後6時から約4時間半、県警による家宅捜索が行われ100点を超える証拠品が押収されました。

この事件は、2019年5月からの約3年の間に一関市の元職員・那須野長己容疑者(59)が、一関市三関に本社がある永沢水道工業の元役員・千葉敏郎容疑者(68)に市が発注する水道工事の入札に関する情報を提供し、その見返りに二十数万円相当の飲食の接待を受けたなどとして2人が28日に逮捕されたものです。

佐藤善仁市長は29日、会見を開き陳謝しました。

一関市 佐藤善仁市長
「誠に残念だし、決してあってはならない。市民に対し申し訳ない気持ち」

また、那須野容疑者の人柄などについて次のように語りました。

一関市 佐藤善仁市長
「真面目な印象で、水道関係の部署が長く工事内容に精通していた」

警察は引き続き余罪の捜査を進めるほか、市は入札に関する事務全般の見直しを検討しています。

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