交通事故でケガをした患者をSNSで募集し、自身が経営する整骨院で施術したように見せかける『うそ』の書類を保険会社に提出し、保険金をだまし取った疑いで整骨院元経営者の男が逮捕・起訴されました。
だまし取った金は合わせて3700万円に上ります。

■事故でケガをした患者に施術したように『うそ』の書類 保険会社に提出か

詐欺などの疑いで逮捕・起訴されたのは、大阪府茨木市の整骨院元経営者・佐藤直哉被告(33)です。

佐藤被告は2021年から2年間にわたり、自身が経営する大阪市中央区の整骨院で交通事故でケガをした患者に施術をしたように装う『うそ』の書類を保険会社に提出し、保険金をだまし取った罪に問われています。

■SNSで交通事故でケガをした患者募集「高額な収入が入ります」と投稿 

警察によると、佐藤被告は整骨院の従業員と共謀して、SNSに「交通事故サポートします」「高額な収入が入ります」などと投稿し、交通事故でケガをした患者を募集していました。

投稿を見て連絡をしてきた人と面談し、「私の整骨院に通院したという書類を作るので、それで保険金を募りましょう」などと話し、犯行に誘ったということです。

■「今までに2億円くらいだまし取った」と供述

警察によるとSNSなどを通して募集した患者は20人を超え、2年間で検挙された事件は17件、だまし取った保険金は合わせて3700万円に上るということです。

応募してきた患者は誰も、この整骨院には通院したことがありませんでした。

警察の調べに対し、佐藤被告は「検挙された17件以外にも、今までに200件くらい同じような請求をしています。今までに2億円くらいだまし取っています」などと話しています。

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