前線の活動が活発となり福島県内も5月28日朝から広い範囲で雨となった。
福島県西郷村のJR新白河駅。この場所も朝から雨が降り続いている。駅を利用している人に話しを聞いたところ、「雨による影響や長雨についての不安」などと話していた。駅では最終列車が早まっていることもあって、利用客に注意を呼びかけていた。
駅がある西郷村ではこの雨を心配している場所がある。
田植えの終わった田んぼに降り続く雨。
西郷村真船地区でも厚い雲が垂れ込め、大量の盛り土に雨が染み込んでいる。
福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「朝から雨が降り続いている西郷村。盛り土は雨の影響で崩れるなどの被害はないように見えます。ただ、水分を含んでいて黒っぽくどこか固まっているようにも見えます」
この土地をめぐっては、森林法違反の疑いで茨城県の会社役員・長嶺嗣義容疑者(59)など2人を逮捕。福島県の許可を得ずに大量の盛り土を造成し、中止命令に従わなかった疑いが持たれている。
村は今回の現場以外にも村内の2ヵ所で盛り土を確認。土砂には亀裂が入っているところもあり、付近の住民は不安を抱えている。「一番おっかないのは崩れて・・土砂崩れだよね。早く撤去して欲しいこれ一つしかない」「水分を土の中で背負い切れなくなると、崩れるなと思うんですよね」と不安を訴える。
福島県は土地の所有者に対して行政指導を行い、崩れないように土を減らすなど対策を求める方針だ。
住民の方に話しを聞くと、実際に盛り土から土砂が崩れている様子を見たという人もいた。もし雨がずっと降り続いて土砂が崩れたとしたら、近くに住宅もあり大惨事も考えられる。一日も早い対策が求められる。
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