5月25日、長野県中野市の公園でポプラの木が倒れ、11歳の女の子が軽いけがをしました。事故を受けて、市は周りの木の点検を実施、他にも3本の根元が腐っていたことがわかりました。
倒れたポプラの木。よく見ると、ベンチが下敷きになっています。
あわや大事故でした。
(記者リポート)
「おととい木が倒れた一本木公園では、木の撤去作業が行われています。奥では木の点検が行われています」
発生直後の映像。
大勢の人が駆け寄った先には、けがをした女の子が…。
ポプラの木が根元から倒れたのです。
事故が起きたのは25日午後4時前。一本木公園で高さ約10mのポプラの木が倒れ、11歳の女の子が腰のあたりに枝が当たったとみられ軽いけがをしました。公園は、恒例のバラまつりが始まり、見物客でにぎわっていました。
公園にいた人:
「とにかくびっくりした。この木も、もしかしたら倒れるかわからない」
ポプラは樹齢50年以上で、根元が腐っており、風の影響で倒れたとみられています。
実行委員会の会長:
「午後になって風が強くなってきたのが印象的だった。駆け付けたときには女の子が横になっていて、枝か何かがあたり、痛がって倒れていた」
事故を受けて、市は樹木医に委託して他のポプラの木なども点検、その結果、3本のポプラの根元が腐っていて、倒木の恐れがあるということです。
信州農園(樹木医)・竹内耕治さん:
「古い木なので腐れは多少なりとも入っていることが多い。どの程度腐っているかで判断した。キノコが生えていないか、細めの木であれば揺らしてみる。それでぐらつかないかで判断ができる」
市は、伐採を含め対応を検討しています。「バラまつり」は、ポプラの木の周りを立ち入り禁止にして6月16日まで続ける予定です。
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