和歌山県警本部=和歌山市で2019年3月8日、黒川晋史撮影

 保釈条件で指定された住居を許可なく離れたとして、和歌山県警は27日、特定抗争指定暴力団・山口組傘下組員の青木翔也容疑者(26)=和歌山市=を刑事訴訟法違反(制限住居離脱)の疑いで逮捕した。この罪は2023年に施行された改正刑事訴訟法で新設されており、適用は全国初という。

 県警によると、青木容疑者は別の刑事事件で3月27日、裁判所が指定した和歌山市内の知人宅に住み、許可なく3日間を超えて離れてはならないとする条件で保釈されていた。逮捕容疑はこの条件を守らず、約20日間にわたり知人宅に戻らなかったとしている。青木容疑者は「住まなくても、ばれないと思った」と容疑を認めているという。

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