正当な理由なく北海道大学病院に侵入したとして、病院の元警備員の男が逮捕されました。

 建造物侵入の疑いで逮捕されたのは札幌市北区の49歳の無職の男です。

 男は3月21日午後9時30分ごろから22日午後5時10分ごろにかけて、札幌市北区の北海道大学病院に正当な理由なく侵入した疑いが持たれています。

 警察によりますと男は2023年の途中まで病院で「警備員」として勤務していました。

 病院内では3月中、職員らが作業する事務室の扉付近に特定の女性職員へ好意を寄せる内容の手紙が挟まれているのが見つかっていました。

 病院が防犯カメラの映像などを確認したところ、男が院内を歩き回る様子が捉えられていたということです。

 3月27日に病院側が警察署へ一連の被害を申告していて、事件から約2か月後の5月24日に無断で病院へ侵入した容疑で男を逮捕しました。

 男は受付時間外に侵入していたとみられ、患者ら一般利用者が使用できない入口から忍び込んだ可能性があるとみられています。

 調べに男は「弁護士に会った後にお話しするか決めたいと思います」などと話しているということです。

 警察は男が手紙を置いた可能性があるとみて調べていくほか、侵入方法などについても捜査しています。

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