熊本市南区で元城南町議の男性が殺害された事件は未解決のまま24日で3年を迎えました。警察は『闇バイト』による犯行などあらゆる可能性を視野に捜査を進めていますが、いまだ犯人逮捕に至っていません。

【前田美沙希記者リポート】
「熊本市南区城南町の現場周辺です。事件からきょうで3年。一刻も早い犯人逮捕が
望まれます」

この事件は3年前の5月24日午前6時すぎ、熊本市南区城南町の住宅で、元城南町議で農業の中村 尊徳さんが手足をひものようなもので縛られ亡くなっているのを
妻が発見したものです。

中村さんの口と鼻をふさぐように粘着テープが貼られていて死因は窒息。敷地内にあった金庫がなくなっているほか、現場からおよそ4キロ離れた宇土市の路上では、犯人が逃走に使ったとみられる中村さんの軽トラックが見つかっています。

熊本県警は、殺人事件として捜査本部を設置。これまでに延べおよそ3万1000人を投入し、捜査に当たっていますが、いまだ犯人逮捕には至っていません。

改めて現場周辺を取材すると、近くに住む人からは不安の声などが聞かれました。
【近所の人】
「早く犯人を捕まえてほしい。それだけ。まさかこんな所でこんな事件がね…
すぐ見つかると思っていましたが…」

【近所の人】
「捕まってほしい。そうすると安心するでしょ。もう3年だからね」

遺族はTKUの取材に対し、「犯人が逮捕されるのを待っているだけです」
とコメントしています。

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