兵庫・神戸市で起きた連続児童殺傷事件で、土師淳君が亡くなって24日で27年がたち、父親があらためて加害男性に対する思いを語った。

小学6年生だった土師淳君(当時11歳)は、27年前のきょう、当時14歳の男子中学生に殺害された。

加害男性は毎年、命日のころに謝罪の手紙を送ってきたが、2015年に告白本を遺族に無断で出版し、その3年後からは手紙も届かなくなった。

次男・淳君を殺害された土師守さん(68)「なぜ、わたしの子どもが彼に命を奪われないといけなかったのか、わたしが納得するような回答を求め続けていますので、それに対する回答になるようなことを彼(加害男性)にしてほしいと思っています」

また、土師さんは手記を公表し、「被害者が償いだと感じて、初めて償いと言える」と訴えた。

土師さんは、損害賠償を国が立て替えて加害者に請求する制度の創設など、犯罪被害者へのさらなる支援を求めている。

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