医療用の注射器5万本以上を暴力団組員らに不正に販売した疑いで、歯科医師の67歳の男が逮捕されました。

医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたのは、千葉県の歯科医師、結城康雄容疑者(67)です。

結城容疑者は去年3月から9月、法律で必要な届け出をせずに、千葉県流山市にある歯科医院で暴力団組員の男(当時46)らに対し、医療用の注射器5万6230本を不正に販売した疑いが持たれています。

■暴力団組員の男らは、注射器を覚醒剤とともに密売人らに販売

暴力団組員の男らは、結城容疑者から購入した注射器を覚醒剤とともに密売人らに販売していたということです。

結城容疑者は「注射器は研究や治療に使っているので販売はしていない」と容疑を否認していますが、警察は販売された注射器が暴力団の資金源になった疑いがあるとみて調べています。

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