イメージ写真=ゲッティ

 愛知県小牧市の「愛知中央美容専門学校」が親会社の経営破綻により今月末で閉校する問題で、愛知、岐阜両県の美容専門学校など14校が在校生を受け入れる意向を示していることが判明した。支払い済みの入学金や授業料の大半は返還されない見通しだが、受け入れ先の中には授業料の負担軽減を検討している学校もあるという。

 同校が加盟する「愛知県専修学校各種学校連合会」が関係機関に支援や協力などを呼びかけたところ、愛知県と岐阜県の専修学校など計14校が受け入れる意向を示したという。同連合会の長谷川義明事務局長は「経営者が姿を見せず、こんな無責任な閉校は聞いたことがない。最小限の被害で済むよう在校生を救済したい」と話した。

 大村秀章・愛知県知事は20日の定例会見で「大変ゆゆしき事態。管理監督の立場として、事実関係を把握しながら、学生がきちんと教育を受けられるようしっかり指導していきたい」と述べた。【真貝恒平、加藤沙波】

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