公職選挙法違反の疑いで逮捕された「つばさの党」の代表らが、SNSで支援者から、ほかの陣営の演説会場について情報を募り、妨害行為を行っていたことがわかった。

「つばさの党」の黒川敦彦容疑者(45)と根本良輔容疑者(29)ら3人は、4月の衆議院補欠選挙で、ほかの候補者の演説を妨害した疑いが持たれている。

捜査関係者によると、黒川容疑者らの妨害を避けるため、ほかの候補者は演説の場所を告知しないなどの対応を強いられたが、黒川容疑者らはSNSを通じて、ほかの陣営の演説会場などの情報を募り、妨害や追跡行為を繰り返したという。

一方、「つばさの党」所属の埼玉・朝霞市議で、黒川容疑者と内縁関係にある外山まき氏が取材に応じ、「警察の方が民主主義を冒涜(ぼうとく)している」と主張した。

埼玉・朝霞市議 外山まき氏「(警察などに)確認を取りつつ、公職選挙法の範囲内で、ギリギリのラインで、どこまでできるのかと図りながらやってきた」

一方、外山氏は「個人の自宅の前の街宣活動はやりすぎの面があった」とも発言している。

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