「つばさの党」の代表ら3人が公職選挙法違反の疑いで逮捕された事件で、少なくとも5回の演説妨害に加え、選挙カーの通行妨害は10回以上確認されていたことがわかった。

「つばさの党」の代表の黒川敦彦容疑者(45)と幹事長の根本良輔容疑者(29)ら3人は4月、衆議院東京15区の補欠選挙で、ほかの候補者が演説しているそばで電話ボックスに上って大音量で演説するなどして、候補者の演説を妨害した疑いが持たれている。

捜査関係者によると、12日間の選挙期間中、少なくとも同様の演説の妨害が5回以上、選挙カーを執拗(しつよう)に追いかけるなどして通行を妨げた行為が10回以上確認されたことがわかった。

警視庁は、通行妨害などについても立件を視野に捜査を進めている。

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