札幌市は北区の乳児に配布していた木製の玩具が業界で定める安全基準に適合していなかったとして、自主回収すると発表しました。

 4月2日から5月14日までに203セットを配っていましたが、これまでにケガなどの報告は寄せられていないということです。

 自主回収となったのは札幌市北区が4月から4か月検診の時に配布していたクマやゾウの形をした木製の玩具「KI*KI」(きき)です。

 木製の玩具は乳児が口に含むと突き出た部分でのどを傷つけたり、収納する巾着袋はひもを引っ張った時にできる輪が乳児の頭を通過したりする危険がありました。

 市民から玩具の安全性について問い合わせがあり検査したところ、日本玩具協会が定めた基準である「玩具安全(ST)基準」に適していないことが14日に分かりました。

 札幌市は「ご心配とご迷惑をお掛けして深くお詫び申し上げる」とコメントしています。

 今後の事業については、類似の事業を実施する際にはあらかじめ玩具安全基準に適合する製品であることを確認するとしています。

 問い合わせは、札幌市北区地域振興課まちづくり調整担当係(011ー757ー2407)へ。

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