山間部の住宅で起きた一連の強盗事件に関わっているのでしょうか。栃木県警は15日、日光市で被害にあった男性のキャッシュカードで金を引き出そうとした疑いで、ベトナム国籍の男を逮捕しました。一緒にいたもう一人の男も不法滞在の疑いで逮捕していて、長野県松本市の事件への関与も調べています。
5月6日、松本市保福寺町の住宅に2人組の男が押し入り、住人の50代男性を縛り上げた上、現金十数万円を奪い逃走した事件。
4月30日には栃木県日光市で、5月8日には群馬県安中市で、5月14日は福島県南会津町で山間部の住宅に複数人の男が押し入る似た手口の事件が起きていて、警察は合同捜査班を組んで、犯人の行方を追っていました。
その捜査に、15日大きな動きがありました。
栃木県警が日光市の事件への関与が疑われるベトナム国籍の2人を逮捕したのです。
自称・内装工のホアン・フー・ホア容疑者(25)は、日光市の住宅で75歳の男性から奪ったキャッシュカードを使い、佐野市内のコンビニ店のATMで金を引き出そうとした窃盗未遂の疑いです。容疑を否認しているということです。
また、ホアン容疑者の身柄を確保した際に一緒にいたマイ・ヴァン・シー容疑者(23)も不法滞在の現行犯で逮捕しました。
捜査関係者によりますと、2人は車のナンバープレートを付け替えて移動していた可能性があるということです。
松本市の事件は発生から16日で10日。現場周辺の住民は不安な日々を過ごしてきました。
近くの住民:
「こういうことがあったから、注意するようにする。いろいろ対策ね。(逮捕と聞いて)良かった、何回も同じところに来ないと思うけど、ちょっと安心」
近くの住民:
「町会も鍵かけろとか通達があって、それでみんなかけるようになり、神経使った。よかった、捕まって」
合同捜査班は、松本市を含む一連の強盗事件について、2人の関与を調べています。
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