岩手・秋田県境にまたがる八幡平の山頂付近にある鏡沼に現れた「八幡平ドラゴンアイ」=秋田県仙北市で2024年5月15日、佐藤岳幸撮影
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 岩手・秋田県境にまたがる八幡平(1613メートル)の山頂付近にある鏡沼(秋田県仙北市)で、「八幡平ドラゴンアイ」が姿を現し始めた。真っ青な空と雪解け水の薄緑色のコントラストが美しい。今年は雪解けが早く、今月中にも「開眼」する見通し。

 鏡沼は、直径およそ50メートルの火口湖。解けた雪が縁にたまると、中心部が丸くかたどられる。さらにその中心に水がたまって穴が開く。その様子が竜の目に似ているため、「ドラゴンアイ」と呼ばれるようになった。

鏡沼に現れた「八幡平ドラゴンアイ」を見ようと、多くの観光客が訪れていた=秋田県仙北市で2024年5月15日、佐藤岳幸撮影
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 台湾からの観光客のSNS(ネット交流サービス)での発信をきっかけに生まれたとされる「ドラゴンアイ」は、この時期の風物詩として定着。既に多くの観光客が訪れている。岩手県八幡平市観光協会の中軽米昭彦事務局長は「雪解けが早く、開眼も間近。多くの人たちに見に来てほしい」と話していた。【佐藤岳幸】

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