県内では13日夜から14日にかけて住宅が燃える火事が相次ぎました。

上天草市大矢野町では住宅1棟が全焼したほか、菊池市では13日夜、住宅が半焼し高齢の夫婦が煙を吸って病院に運ばれました。

【原田光應カメラマン】
「あたり一面、煙に覆われています」

【近くの住人】
「ボーン、ボーンと(爆発音が)ひどかった。地震かと思った」

14日午後2時40分ごろ上天草市大矢野町上で「建物が燃えている」と消防に通報がありました。

消防によりますと、この火事で木造の住宅1棟が全焼。

火は、ほぼ消し止められた状態だということです。

現時点でけが人の情報は入っていないということです。

【熊本竜太アナウンサー】
「熊本市北区の建物火災現場です。炎は今のところ確認できていません。現在、消防隊がホースを延ばして消火作業の準備を行っています」

また、熊本市北区高平では14日午後0時45分ごろ、「近隣の住宅が燃えている」と消防に通報がありました。

この火事で山田 裕也さん(42)の木造平屋住宅の屋根裏の一部、約2平方メートルを焼いて、約1時間15分後に消し止められました。

警察によりますと、山田さんは1人暮らしで、出火当時は不在だったということで、この火事によるけが人はいないということです。

【有田和令記者】
「菊池市村田です。建物から炎が見えます。懸命な消火活動が行われています」

一方、菊池市では13日夜11時すぎ「キッチンから炎が上がっている」と近くの住人から通報がありました。

火は、川口 孝二郎さん(73)の木造2階建ての住宅、約240平方メートルを半焼し、約2時間半後に消し止められました。

川口さんは妻と2人暮らしで、2人とも喉に軽いやけどをして病院に運ばれました。

警察と消防が火事の原因を調べています。

県内は空気が乾燥していて今日の最小湿度は20パーセントを下回ったところもありました。

現在全域に乾燥注意報が出されています。火の取り扱いにはいつも以上にご注意ください。

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