佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり県が防衛省に対し県有地の使用料などを免除していることについて、県民40人が10日、県に対しこれらの行為が違法であることの確認を求める訴えを佐賀地裁に起こしました。

訴えを起こしたのはオスプレイの佐賀空港への配備計画に反対する県民40人です。訴状などによりますと駐屯地の建設をめぐり県が防衛省に対し佐賀空港南西の県有地およそ12ヘクタールを無償で貸与したうえ、この県有地の土砂およそ8億5千万円相当を駐屯地の盛り土として無償で提供し使用料や土砂の代金などの徴収を怠ったのは違法であると主張しています。

【原告代表力久修さん】「私たちの訴えについては全く答えないまま棄却しました。大変憤りを感じています」

原告らは2024年2月、今回の訴えと同様の内容で住民監査請求を行いましたが、4月、県の監査委員はこれを棄却しています。

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