【宮古島】沖縄日本復帰記念日の15日を前に11日、沖縄県宮古島市平良西里で宮古地区の「5・15平和行進」(主催・平和運動センター宮古島)が行われた。参加者らは旧市役所をスタート・ゴール地点に「宮古に基地はいらない」「港湾・空港の軍事利用反対」などシュプレヒコールを上げながら6キロを行進した。
行進後に「5・15平和とくらしを守る宮古郡民大会」を開いた。福里猛共同代表は台湾有事への懸念に触れ「中国をあおって有事を誘発するのは日米一体となった軍事戦略ではないか」と強調。「今後、憲法改悪や宮古島での基地機能強化を進めさせないためにも、しっかり連帯して頑張っていこう」と訴えた。
沖縄平和運動センターの幸地一共同代表は、国の防衛費増額の動きについて「税金の使い方を間違っていると言わざるを得ない。私たちに寄り添った政策を立ててくれる人を支え、声を上げていくことが必要だ」と話し、15日の石垣市、18日の沖縄本島での平和行進に向けて連帯を呼びかけた。
最後に「基地のない平和で自然豊かな宮古を子や孫につないでいくため、平和な沖縄、日本を築いていくために力を尽くす」とする大会宣言を採択した。主催者発表で約80人が参加した。
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