第四北越銀行は8月1日から小切手・手形帳の発行手数料を引き上げると発表した。1冊1万1千円と現行の5倍にする。同時に当座預金の新規口座開設も停止する。全国銀行協会などが2026年度をめどに電子化を目指す方針に応じた。
利用者は手形・小切手の電子化により紛失回避などのリスク低減につながる。印紙が不要になるといったコスト削減効果がある。一方で銀行側も事務負担の軽減が見込め、生産性の向上に寄与する。
手形に代わる決済手段には、決めた期日に銀行間で代金を自動送金する「電子記録債権(でんさいサービス)」がある。小切手の代替決済手段としては法人インターネットバンキング「BIZ-WEB」が利用できる。
このほか、小切手の振り出しをせずに現金の支払いや振り替えができる当座預金請求書を新設する。27年4月以降を期日とする手形・小切手の取り立て受け付けの停止も明らかにした。
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