【上海共同】中国・上海外国為替市場の人民元相場は31日、通常取引の終値が1ドル=7・2988元となり、前年末と比べて2・9%元安ドル高で今年の取引を終えた。中国の景気懸念に加え、11月の米大統領選で対中関税の強化を公約に掲げるトランプ氏が返り咲いたことで、米中関係の不安定化が強まるとの見方から元安が進んだ。  一方、上海株式市場は、政府の空売り規制や景気刺激策もあり、代表的指標の総合指数が同12・7%高の3351・76で終え、年末の株価としては3年ぶりに上昇した。  上海株は、9月の景気対策発表を受け2700割れ水準から10月には一時3600台に急騰した。

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