お土産やスイーツが販売される「お~いお茶ミュージアム」のカフェ・ショップ=東京都港区で
伊藤園(東京都渋谷区)が八十八夜の1日、喫茶文化をテーマに2つのエリアからなるお茶の博物館を旧新橋停車場(港区東新橋)で開業した。茶が持ち運び可能な飲み物になるきっかけにもなった鉄道発祥の地から、日本のお茶の良さを国内外に発信する。 有料エリアの「お茶の文化創造博物館」には、駅弁と一緒に販売した「汽車土瓶」、屋外での茶会「野だて」のセット、茶運び人形など多様な道具類を展示した。無料の「お~いお茶ミュージアム」は、同社の看板商品の歴史や豆知識を紹介。こだわりの茶飲料が味わえるカフェやショップもある。 この日現地で開かれた式典で、本庄大介社長は「今年は創業60周年、お~いお茶発売35周年の節目。鉄道発祥の場所に恥じない立派な博物館を運営していく」とあいさつ。雨の中、一番乗りで4時間待った豊島区の国井絵里さん(31)は「オープンを心待ちにしていた。早速珍しいお茶が飲めて幸せ」と話した。 開館時間は午前10時~午後5時。有料区域は一般500円、学生300円、高校生以下と70歳以上など無料。月曜休館(祝日は開館し翌日休館)。(鈴木太郎) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。