日本生命保険は2025年度に、営業職員約4万8000人の賃金を平均で6%程度引き上げる方針だ。6%以上の賃上げは3年連続となる。保険営業の中核を担う営業職員の待遇を改善し、長引く物価高に対応する。内勤職員の賃上げについても検討している。
賃上げに向け、人件費ベースで100億円超を確保する方針だ。労働組合との協議を経て、正式に決定する。日本生命は24年度まで、営業職員の給与を2年連続で7%引き上げていた。
個別の営業職員の働き方に対応した制度も整える方針だ。安定的な処遇を確保できるよう、固定給の比率を高めた職制を新たに設ける。営業職員数が減少傾向にあるなか、待遇や制度を改善し人材確保につなげる。
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