記者会見に臨むJPXの山道裕己CEO(30日)

日本取引所グループ(JPX)が30日に発表した2024年3月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比31%増の608億円だった。株式相場の上昇を背景に現物株を中心とした取引関連の収益が伸びた。

売上高にあたる営業収益は14%増の1528億円だった。現物株の取引料収入は25%増え、長期国債先物でも29%伸びた。上場関連の収入など主要5項目の全てで増収となった。

営業利益は874億円と、28%増えた。取引料収入の拡大が人件費やシステム運営費の増加を吸収した。

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