金融庁は20日、9月末の少額投資非課税制度(NISA)の口座数が6月末から3.4%増の約2508万口座になったと発表した。累計買い付け額は8.1%増の約49兆円になった。年代別口座数の伸び率では20代が4.7%増と最も高く、約287万口座になった。
商品別の買い付け額は投資信託の増加率が42.9%と、上場株式の25.1%を上回った。若い世代を中心に、投資を始めやすい投信でNISAを始める動きが広がっているといえそうだ。
3カ月間の伸び率は鈍化した。2024年の新NISAの利用枠での買い付け額は9月末時点で約13兆円と6月末比36.1%増えたものの、6月末時点は約10兆円で3月末比64.0%増だった。
新NISAでは年間360万円まで投資できる。「つみたて投資枠」が年120万円、個別株も購入できる「成長投資枠」が年240万円だ。
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