右から長野県信連の佐藤卓治理事長、奈川未来づくりの田中浩二代表、NPO法人あぐり奈川の日野瑛介氏=県信連提供

長野県信用農業協同組合連合会(県信連、長野市)は17日、耕作放棄地の解消や農業の生産性向上を目的とした新ファンドの1号案件として、奈川未来づくり(長野県松本市)に出資したと発表した。投資額は2650万円。

奈川未来づくりは松本市の中でも南西に位置する奈川地区でNPO法人「あぐり奈川」を通じて、農業分野の雇用創出などによる過疎化の解消に取り組んでいる。

新ファンド「地域・農業活性化ファンド(Rarfラルフ)」は7月末、3億円で発足した。県信連としては初の独自ファンドで、投資先としては県内の中山間農地で生産を拡大する農業法人やスマート農業を進める企業、スマート農業に関する事業を展開するスタートアップなどを想定している。

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