東京都中央区の日銀本店
日銀が18、19日に開く金融政策決定会合で、政策金利引き上げの見送りを検討していることが13日、分かった。トランプ次期米大統領による追加関税などを巡り、米経済の先行きに不透明感が高まっている上、2025年春闘の賃上げ動向も確認したい考えで、利上げを急ぐ必要はないとの判断に傾きつつある。 日銀が利上げの条件とする経済や物価は想定通りに推移している。0・25%程度とする現在の政策金利は極めて低い水準にあり、利上げの時期を探っている。ただ物価が急激に上昇する恐れは少なく、トランプ氏の政策の行方が見通せないため、12月会合での利上げには慎重な見方が多い。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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