財務省と内閣府が11日発表した10~12月期の法人企業景気予測調査は、大企業全産業の景況判断指数(BSI)がプラス5・7だった。3四半期連続で「上昇」が「下降」を上回った。製造業は値上げが進展した化学工業が寄与し、プラスが続いた。非製造業は、情報通信業でデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要が伸びプラスだった。  中堅企業の全産業はプラス3・8。中小企業の全産業はマイナス4・7だった。  BSIは、自社の景況感が前の3カ月と比べて「上昇」したとみる企業の割合から「下降」したとする企業の割合を差し引いた指数で、経済の現状や先行きを予測する指標の一つ。

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