スルガ銀行は、福岡支店(福岡市)を個人向けの住宅ローンの相談業務に特化した「福岡ローンプラザ」として改装したと発表した。一般的な銀行業務を縮小し、人口増加が続く福岡市で住宅ローンの需要開拓に専念する。これまでの福岡支店で取り扱っていた預金業務などは東京支店(東京・中央)に統合した。

9日の改装オープンにあわせ、窓口やATMを通じた現金の取り扱いをやめた。福岡支店の預金口座は東京支店に統合し、預金者の口座番号は変えていないが店番号は変更した。今後、融資に伴って口座を開く必要がある場合は、東京支店など実店舗のほかにインターネット支店を利用するように案内する。

福岡ローンプラザはJR博多駅から徒歩約3分のオフィスビルの4階にあり、平日の午前10時から午後5時まで営業する。行員と派遣社員のスタッフをあわせた10人ほどで業務にあたる。改装前の福岡支店の来店客数は直近で1日平均20人ほどだったという。

スルガ銀が拠点をローンプラザに切り替えるのは千葉市と札幌市に続いて3カ所目。同行は「各拠点ともローンの案内業務に専念してから営業数値が改善した」と説明している。

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