【ロンドン共同】日立製作所の東原敏昭会長は7日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、英政府が一部中止したイングランド地方の主要都市を南北に結ぶ高速鉄道「ハイスピード(HS)2」の建設計画が再開しなければ、英中部の車両製造工場の維持が困難になるとの見解を示した。英政府に計画の再開を訴えた。  FTによると、東原氏は工場の人員削減の可能性に触れ「(英国の)労働党政権が1年以内に計画を再検討しなければ問題になる」と述べた。  HS2を巡っては昨年、スナク前首相が費用などを理由にバーミンガム―マンチェスター間の建設計画中止を発表した。

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